~最終号~
今号をもちまして「細田進のほぼ週間新聞」は最終回とさせていただくことになりました。2008年5月19日の創刊号から、まる10年が経過し、我々を取り巻く環境も大きく変わりました。
世の中の変化を、私なりの主観を織り交ぜ、主に小売業の現状とあるべき姿を考察して参りました。しかし、私の年齢も先日69歳を迎え、頭では理解できても感覚的に受け入れることが難しくなってきました。
また、私はけっしてコピペはしないとの強い意志で記事を書いてきましたが、オリジナルの文章のつもりがネットを開けば同じような文章が存在することに、いつも悩んでいました。
しかし、週間新聞を毎週書く事によって、否が応でも記事ネタを探したり、勉強したりで、おおいに自己啓発をさせていただきました。
私のつたない文章に長くおつきあいいただいた読者の皆様には感謝申し上げるとともに、皆様のますますのご活躍をご祈念申し上げます。
長年のご支援、誠にありがとうございました。
~10年を振り返る~
「細田進のほぼ週間新聞」が創刊から10年が経過した。さて、10年前の2008年はどんな年だったのだろうか。ザッと上げてみると「福田内閣から麻生内閣へ」「オバマ大統領誕生」「リーマンショックで世界的な不況」「中国の毒餃子事件」「北京オリンピック開催」など、大きな出来事が多数あった。
当時私は59歳になったばかりで、高齢者一歩手前の意識が強くあり、残りの人生をどのように生きるかを考え始めていた。そして「変わらなくては残りの人生が楽しくない」が私自身のテーマとなり、「週間新聞」を始めるきっかけになった。
しかし、最近は変化についていけない自分をもどかしく感じることが多くなった。仕事はもう少し続けるつもりだが、ここでまた自分自身を変えなくてはならないと強く感じる。
~加齢を楽しむ~
最近、車のバック駐車が下手になったとか、雨降りの夜の運転が怖いなど、加齢によるマイナスの症状が増えている。しかし経験や知識の引き出しが多くなり、 発想力が豊かになるなどのプラス面もある。
若い頃は「モテそうなことは何でもやる」(笑)式で、いろいろな事に挑戦してきたが、今は「若いですね」の言葉をかけられることが何より嬉しく、挑戦の原動力になっている。
人生100年時代と言われているが、何しろ人類始まって以来の経験だけに、自分流のやり方を自ら模索するしか無い。